ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、下げ渋り

 31日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。4時時点では146.37円と2時時点(146.26円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場予想通りFFレート誘導目標を5.25-5.50%で据え置いた。声明で「インフレ率が持続的に2%に向かっていることをより確信するまで利下げが適切とは考えていない」「金利のあらゆる調整を検討している」などの見解が示されたが、早期利下げを示唆する内容ではなかったと受け止められると、米長期金利の低下幅縮小とともに146.87円付近まで持ち直した。

 ユーロドルは上値が重い。4時時点では1.0841ドルと2時時点(1.0854ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。FOMC声明がタカ派寄りと捉えられると、米金利の低下幅縮小につれる形で1.0816ドル付近まで下押しした。

 ユーロ円は4時時点では158.65円と2時時点(158.76円)と比べて11銭程度のユーロ安水準だった。ドル絡みの取引が中心となったため、158円台後半でのもみ合いとなった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:146.08円 - 147.90円
ユーロドル:1.0806ドル - 1.0887ドル
ユーロ円:158.64円 - 160.27円


(越後)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。