ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下落

 1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下落。24時時点では146.58円と22時時点(146.96円)と比べて38銭程度のドル安水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数や10-12月期米単位労働コスト・速報値が予想よりも弱い内容だったことが分かると、米長期金利の低下とともにドル売りが先行。アジア時間に付けた安値146.48円を下抜けて一時146.33円まで値を下げた。米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時3.8746%前後と昨年12月29日以来約1カ月ぶりの低水準を付けた。
 ただ、24時発表の1月米ISM製造業景況指数が予想を上回ったことが伝わると、146.81円付近まで下げ渋っている。

 ユーロドルは伸び悩み。24時時点では1.0807ドルと22時時点(1.0815ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。低調な米労働関連の指標をきっかけに米金利が低下するとユーロ買い・ドル売りが先行。24時前に一時1.0830ドルと日通し高値を更新した。ただ、ISM製造業景況指数が予想を上回ったことが分かると失速した。

 ユーロ円は頭が重かった。24時時点では158.47円と22時時点(158.94円)と比べて47銭程度のユーロ安水準。22時前に一時159.15円と本日高値を付けたものの、23時30分前には158.33円付近まで下押しした。ドル円の下落につれた売りが出た。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.33円 - 147.11円
ユーロドル:1.0780ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:158.08円 - 159.15円

(中村)
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