東京外国為替市場概況・12時 ドル円、上値が重い

 6日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。12時時点では148.57円とニューヨーク市場の終値(148.68円)と比べて11銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが低下したことを背景に上値重く推移すると、一時148.47円まで下落。その後の戻りも鈍く、148.60円を前に伸び悩んだ。

 ユーロドルは小動き。12時時点では1.0746ドルとニューヨーク市場の終値(1.0743ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準となった。米長期金利の低下を眺めて1.0749ドルまでわずかながら値を上げる場面も見られたが、本日これまでの値幅は10pips程度と、動意の薄い展開が続いている。

 ユーロ円は様子見。12時時点では159.65円とニューヨーク市場の終値(159.73円)と比べて8銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げにつれて159.53円まで下落するも、ユーロドルが上げると159.70円付近まで切り返すなど方向感が定まらなかった。

 豪ドル円は堅調。10時半前に96.28円まで下押すも、中国政府系ファンドによる上場投資信託(ETF)買い増しの報道を受けて安く始まった上海株が上昇に転じたのを眺め、96.53円まで切り返した。もっとも、その後は12時半に予定されている豪準備銀行(RBA)の金融政策発表を前に小動きとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.47円 - 148.78円
ユーロドル:1.0739ドル - 1.0749ドル
ユーロ円:159.53円 - 159.76円


(川畑)
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