9日香港株=続落して始まるか、米長期金利の上昇が重荷

 9日の香港市場は続落して始まるか。米長期金利が上昇したことで、中国が追加利下げなどによる金融緩和をしにくくなるとの見方が広がりそうだ。8日のNY債券市場で長期金利の指標となる米10年債利回りが前日比0.04%高い4.15%で終えた。同日発表の週間の米新規失業保険申請件数が労働市場の堅調さを示し、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げへの期待が後退した。

 春節(旧正月)の連休に入り、香港市場が12-13日に休場するとあって、持ち高を調整する売りも出そうだ。中国本土市場の休場に伴い、相互取引制度を通じた本土投資家による香港株売買(南向き取引)はきょうから休止する(再開は19日)。

 8日のNY株式相場は主要3指数が3日続落。ダウ平均は前日に続いて終値の最高値を更新した。好決算を発表したウォルト・ディズニーやアーム・ホールディングスが急伸し、相場をけん引した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型株のテンセント(00700)、アリババ集団(09988)、美団(03690)、AIAグループ(01299)がそろって香港終値を下回って終えた。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。