東京外国為替市場概況・17時 ポンド、軟調

 14日午後の東京外国為替市場でポンドは軟調。1月英消費者物価指数(CPI)などの物価統計が軒並み市場予想を下回る結果となり、英早期利下げ観測を手掛かりにした売りが広がった。ポンドドルは1.2556ドル、ポンド円は188.92円まで下落し、ユーロポンドも0.8527ポンドまでユーロ高・ポンド安が進んだ。

 ドル円は小安い。17時時点では150.44円と15時時点(150.51円)と比べて7銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが4.28%台まで低下幅を拡大したことに伴い、一時150.35円まで本日安値を更新した。

 ユーロドルはもみ合い。17時時点では1.0707ドルと15時時点(1.0714ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。16時前に1.0719ドルまで上昇したものの、その後はポンドドルの下げにつれて伸び悩み。もっとも、対ポンドでユーロ買いが入った影響も同時に受けたため、下押しは限られた。

 ユーロ円は17時時点では161.09円と15時時点(161.26円)と比べて17銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落につれて一時161.02円まで下押しした。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.35円 - 150.83円
ユーロドル:1.0703ドル - 1.0719ドル
ユーロ円:161.02円 - 161.53円


(岩間)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。