東京マーケットダイジェスト・16日 ドル高・株高

(16日15時時点)
ドル円:1ドル=150.17円(前営業日NY終値比△0.24円)
ユーロ円:1ユーロ=161.59円(△0.07円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0760ドル(▲0.0012ドル)
日経平均株価:38487.24円(前営業日比△329.30円)
東証株価指数(TOPIX):2624.73(△32.88)
債券先物3月物:146.22円(▲0.06円)
新発10年物国債利回り:0.730%(△0.005%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.02700%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)        <発表値>   <前回発表値>
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債         1兆4993億円の取得超  4567億円の取得超・改
対内株式             6213億円の取得超  3082億円の取得超・改
12月第三次産業活動指数 (前月比)    0.7%      ▲1.4%・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は強含み。日経平均株価や米長期金利の上昇を支えにした買いが先行した。植田日銀総裁が「マイナス金利解除などを実施しても緩和的な金融環境が当面続く可能性が高い」との見解を示したことも買いを誘い、一時150.37円まで上昇。ただ、取引時間の終盤にかけては日経平均の伸び悩みに伴って上値も重くなった。

・ユーロ円は小高い。ドル円や日本株の動向に振らされる展開となった。一時161.79円まで上昇する場面があったが、一巡後は161円台半ばまで伸び悩んだ。

・ユーロドルは小安い。米長期金利の上昇が相場の重しとなり、一時1.0758ドルまで下押しした。

・日経平均株価は続伸。前日の米国株式相場が上昇した流れを引き継いだほか、日銀の早期政策修正期待が後退していることも投資家心理の支えとなった。指数は一時700円超上昇し、1989年12月につけた過去最高値まであと50円ほどに迫る場面もあったが、その後は心理的な節目を前にした利益確定売りも観測されてやや上げ幅を縮めた。

・債券先物相場は反落。昨日の米国債券相場が上昇した流れを引き継いで高く始まったが、その後は時間外の米長期金利の低下が重しとなって下げに転じた。

(岩間)
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