東京マーケットダイジェスト・15日 円高・株高

(15日15時時点)
ドル円:1ドル=150.18円(前営業日NY終値比▲0.40円)
ユーロ円:1ユーロ=161.13円(▲0.40円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0729ドル(△0.0002ドル)
日経平均株価:38157.94円(前営業日比△454.62円)
東証株価指数(TOPIX):2591.85(△7.26)
債券先物3月物:146.28円(△0.34円)
新発10年物国債利回り:0.725%(▲0.030%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.02700%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)        <発表値>   <前回発表値>
10-12月期実質国内総生産(GDP)速報値
               前期比 ▲0.1%    ▲0.8%・改
             前期比年率 ▲0.4%    ▲3.3%・改
12月鉱工業生産確報
         前月比        1.4%     1.8%
         前年同月比     ▲1.0%    ▲0.7%
12月設備稼働率(前月比)       ▲0.1%     0.3%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は弱含み。時間外の米10年債利回りの低下を受けて売りが進んだ。市場では「国内輸出企業からの売りが観測された」との声も聞かれるなか、一時150.08円まで下押し。朝方には10-12月期実質国内総生産(GDP)速報値が予想外のマイナス成長となったことから日銀の早期政策修正期待が後退したため、150.50円台まで上昇する場面もあったが、上値は重かった。

・ユーロ円も弱含み。ドル円と同様に売りに押される展開となり、一時161.02円まで値を下げた。豪ドル円も弱い豪雇用統計が材料視され、97.32円まで下押す場面があった。

・ユーロドルはもみ合い。1.0730ドルを挟んだ狭いレンジ内推移に終始した。

・日経平均株価は反発。前日の米国株式市場でハイテク株を中心に買いが進んだ流れを引き継ぐ格好となり、この日の東京市場では半導体関連株の上昇が指数を押し上げた。利益確定売りに押されて伸び悩む場面もあったが、株価指数先物主導で次第に底堅くなり、引けにかけて480円超上昇した。

・債券先物相場は反発。昨日の米国債券相場が上昇したことに伴って買いが先行。10-12月期実質GDP速報値がマイナス成長となり、日銀の政策修正期待が後退したことも買いにつながった。

(岩間)
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