欧州マーケットダイジェスト・14日 株反発・金利低下・ドル安
(14日終値:15日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=150.43円(14日15時時点比▲0.08円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.42円(△0.16円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0731ドル(△0.0017ドル)
FTSE100種総合株価指数:7568.40(前営業日比△56.12)
ドイツ株式指数(DAX):16945.48(△64.65)
10年物英国債利回り:4.044%(▲0.107%)
10年物独国債利回り:2.337%(▲0.056%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月英消費者物価指数(CPI)
前月比 ▲0.6% 0.4%
前年比 4.0% 4.0%
CPIコア指数(前年比) 5.1% 5.1%
1月英小売物価指数(RPI)
前月比 ▲0.3% 0.5%
前年比 4.9% 5.2%
10-12月期ユーロ圏域内総生産(GDP)改定値
前期比 0.0% 0.0%
前年同期比 0.1% 0.1%
12月ユーロ圏鉱工業生産
前月比 2.6% 0.4%・改
前年比 1.2% ▲5.4%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測の後退を背景に、欧州市場序盤はユーロ売り・ドル買いが先行した。17時30分過ぎには一時1.0695ドルと昨年11月14日以来3カ月ぶりの安値を付けた。
ただ、デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁がECBの早期利下げに慎重な姿勢を示したこともあって、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.24%台まで低下したこともユーロ買い・ドル売りを促し、2時前に一時1.0735ドルと日通し高値を付けた。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.68と日通し安値を付けた。
・ポンドドルは下げ渋り。米早期利下げ観測が後退する中、1月英消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことが伝わるとポンド売り・ドル買いが優勢となった。19時30分過ぎには一時1.2536ドルと日通し安値を付けた。
ただ、5日に付けた年初来安値1.2519ドルがサポートとして働くと下げ渋った。米長期金利の低下に伴うポンド買い・ドル売りも入り、1.2568ドル付近まで下値を切り上げた。
・ドル円はもみ合い。前日の1月米CPIの上振れを受けて急伸した反動が出たほか、米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りも入り、日本時間夕刻に一時150.35円付近まで下押しした。ただ、日米金融政策の方向性の違いに着目した円売り・ドル買いは出やすく、0時過ぎには150.75円付近まで持ち直した。もっとも、そのあとは150.38円付近まで再び弱含むなど、方向感に乏しい展開だった。
・ユーロ円はしっかり。日本時間夕刻に一時160.96円と日通し安値を付けたものの、前日の安値160.79円がサポートとして働くと下げ止まった。欧米株価の上昇を背景に投資家のリスク志向が改善すると円売り・ユーロ買いが優勢となり、2時30分前に161.58円と日通し高値を更新した。
・ロンドン株式相場は反発。1月英CPIが予想を下回ると、投資家心理が上向き、英株には買いが集まった。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が買われたほか、HSBCやバークレイズなど金融株が値上がりした。半面、アングロ・アメリカンなど素材株の一角に売りが出た。
・フランクフルト株式相場は反発。1月英CPIの下振れが好感されて英国株が上昇すると独株にも買いが入った。本日の米国株相場が反発して始まったことも相場の下支え要因。個別ではアディダス(2.50%高)やフレゼニウス(2.39%高)、メルク(1.75%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。1月英CPIの下振れをきっかけに英国債に買いが集まった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=150.43円(14日15時時点比▲0.08円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.42円(△0.16円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0731ドル(△0.0017ドル)
FTSE100種総合株価指数:7568.40(前営業日比△56.12)
ドイツ株式指数(DAX):16945.48(△64.65)
10年物英国債利回り:4.044%(▲0.107%)
10年物独国債利回り:2.337%(▲0.056%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月英消費者物価指数(CPI)
前月比 ▲0.6% 0.4%
前年比 4.0% 4.0%
CPIコア指数(前年比) 5.1% 5.1%
1月英小売物価指数(RPI)
前月比 ▲0.3% 0.5%
前年比 4.9% 5.2%
10-12月期ユーロ圏域内総生産(GDP)改定値
前期比 0.0% 0.0%
前年同期比 0.1% 0.1%
12月ユーロ圏鉱工業生産
前月比 2.6% 0.4%・改
前年比 1.2% ▲5.4%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測の後退を背景に、欧州市場序盤はユーロ売り・ドル買いが先行した。17時30分過ぎには一時1.0695ドルと昨年11月14日以来3カ月ぶりの安値を付けた。
ただ、デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁がECBの早期利下げに慎重な姿勢を示したこともあって、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.24%台まで低下したこともユーロ買い・ドル売りを促し、2時前に一時1.0735ドルと日通し高値を付けた。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.68と日通し安値を付けた。
・ポンドドルは下げ渋り。米早期利下げ観測が後退する中、1月英消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことが伝わるとポンド売り・ドル買いが優勢となった。19時30分過ぎには一時1.2536ドルと日通し安値を付けた。
ただ、5日に付けた年初来安値1.2519ドルがサポートとして働くと下げ渋った。米長期金利の低下に伴うポンド買い・ドル売りも入り、1.2568ドル付近まで下値を切り上げた。
・ドル円はもみ合い。前日の1月米CPIの上振れを受けて急伸した反動が出たほか、米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りも入り、日本時間夕刻に一時150.35円付近まで下押しした。ただ、日米金融政策の方向性の違いに着目した円売り・ドル買いは出やすく、0時過ぎには150.75円付近まで持ち直した。もっとも、そのあとは150.38円付近まで再び弱含むなど、方向感に乏しい展開だった。
・ユーロ円はしっかり。日本時間夕刻に一時160.96円と日通し安値を付けたものの、前日の安値160.79円がサポートとして働くと下げ止まった。欧米株価の上昇を背景に投資家のリスク志向が改善すると円売り・ユーロ買いが優勢となり、2時30分前に161.58円と日通し高値を更新した。
・ロンドン株式相場は反発。1月英CPIが予想を下回ると、投資家心理が上向き、英株には買いが集まった。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が買われたほか、HSBCやバークレイズなど金融株が値上がりした。半面、アングロ・アメリカンなど素材株の一角に売りが出た。
・フランクフルト株式相場は反発。1月英CPIの下振れが好感されて英国株が上昇すると独株にも買いが入った。本日の米国株相場が反発して始まったことも相場の下支え要因。個別ではアディダス(2.50%高)やフレゼニウス(2.39%高)、メルク(1.75%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。1月英CPIの下振れをきっかけに英国債に買いが集まった。
(中村)