東京外国為替市場概況・15時 ドル円、下げ幅拡大

 22日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ幅を拡大。15時時点では139.90円と12時時点(140.54円)と比べて64銭程度のドル安水準だった。昼頃に昨日安値140.48円を下抜けると、140円前半まで水準を切り下げた。暫くもみ合っていたが、米長期債に売り圧力が強まる(利回りは上昇する)とドル売りが再開。140円割れで一旦下げ渋るも、15時頃には139.89円まで下がり昨年9月16日以来の安値を更新した。

 ユーロドルはしっかり。15時時点では1.1542ドルと12時時点(1.1520ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円のドル安基調に歩調を合わせ、1.1547ドルまでユーロ買いドル売りが進んだ。また、ポンドドルも1.3424ドルと昨年9月以来の高値を更新した。
 なお時間外の米10年債利回りは一時4.434%付近まで上昇(債券価格は下落)している。

 ユーロ円は弱含み。15時時点では161.48円と12時時点(161.91円)と比べて43銭程度のユーロ安水準だった。下値を試したドル円に引きずられ、161.45円まで日通し安値を更新した。また、オフショア人民元(CNH)円は地合い弱く、19.14円まで年初来安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.89円 - 141.17円
ユーロドル:1.1482ドル - 1.1547ドル
ユーロ円:161.45円 - 162.32円


(小針)
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