東京外国為替市場概況・10時 ドル円、神経質な動き

 22日の東京外国為替市場でドル円は神経質な動き。10時時点では140.85円とニューヨーク市場の終値(140.86円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。昨日のアジア時間でのドルの下落後は、米株が大幅安となったのにもかかわらずドルの下押しが限られたことで、早朝は140円後半が底堅くなった。東京勢が本格参入する9時過ぎには、昨日売られた米株や米債が時間外取引で買い戻しが入ったことも支えになり、141.17円まで小幅に上昇した。ただ、東京仲値の値決めにかけては一部邦銀が余剰(銀行のドル売りサイド)になったことで、再び141円を割り込むなど流動性の悪い中で神経質に動いている。

 ユーロドルはじり安。10時時点では1.1490ドルとニューヨーク市場の終値(1.1515ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ安水準だった。米債や米株先物市場で買い戻しが入ると、対ユーロでもややユーロ売り・ドル買いが優勢となり、昨日の米時間の安値に並ぶ1.1482ドルまでじり安になった。

 ユーロ円は方向感ない。10時時点では161.84円とニューヨーク市場の終値(162.20円)と比べて36銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の買い戻しに連れて162.32円まで強含む場面もあったが、仲値にかけては161.82円まで下押すなど方向感のない動きになっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.65円 - 141.17円
ユーロドル:1.1482ドル - 1.1525ドル
ユーロ円:161.82円 - 162.32円


(松井)
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