ニューヨーク外国為替市場概況・21日 ドル円、続落
21日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続落。終値は140.86円と前営業日NY終値(142.18円)と比べて1円32銭程度のドル安水準だった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長解任の可能性などを巡ってドルの信認問題が浮上する中、24日に行われる日米財務相会談での円安是正議論への思惑などから円高・ドル安が進んだ。日本時間夕刻に一時140.48円と昨年9月以来の安値を付けた。
ただ、NY市場に限れば140.56-141.07円でのもみ合いに終始した。欧州の主要市場がイースターマンデーの祝日で休場となる中、取引参加者が減少。大きな方向感は出なかった。
なお、トランプ米大統領は自身のSNSに「今すぐ金利を引き下げない限り、経済は減速する可能性がある」と投稿し、パウエルFRB議長に対し早期利下げを改めて要求した。トランプ氏はパウエル氏の解任を再三示唆しており、FRBへの攻撃を強めている。
ユーロドルは続伸。終値は1.1515ドルと前営業日NY終値(1.1393ドル)と比べて0.0122ドル程度のユーロ高水準となった。FRBの議長人事や独立性を巡る不透明感から、主要通貨に対してドル安が進行。日本時間夕刻に一時1.1573ドルと2021年11月以来の高値を記録した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時97.92と22年3月以来の低水準を更新した。
ただ、NY市場では上値を切り下げる展開に。欧州の主要市場が休場で取引参加者が少ない中、ポジション調整目的のユーロ売り・ドル買いが出ると一時1.1482ドル付近まで下押しした。もっとも、引けにかけては1.15ドル台前半まで持ち直した。
ユーロ円は小幅ながら4日続伸。終値は162.20円と前営業日NY終値(161.97円)と比べて23銭程度のユーロ高水準。日本時間夕刻に一時162.67円と日通し高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値を切り下げて一時161.78円付近まで下押しした。もっとも、NY午後には162円台前半まで持ち直すなど、ユーロドルにつれた動きとなった。
本日の参考レンジ
ドル円:140.48円 - 142.25円
ユーロドル:1.1383ドル - 1.1573ドル
ユーロ円:161.65円 - 162.67円
(中村)
ただ、NY市場に限れば140.56-141.07円でのもみ合いに終始した。欧州の主要市場がイースターマンデーの祝日で休場となる中、取引参加者が減少。大きな方向感は出なかった。
なお、トランプ米大統領は自身のSNSに「今すぐ金利を引き下げない限り、経済は減速する可能性がある」と投稿し、パウエルFRB議長に対し早期利下げを改めて要求した。トランプ氏はパウエル氏の解任を再三示唆しており、FRBへの攻撃を強めている。
ユーロドルは続伸。終値は1.1515ドルと前営業日NY終値(1.1393ドル)と比べて0.0122ドル程度のユーロ高水準となった。FRBの議長人事や独立性を巡る不透明感から、主要通貨に対してドル安が進行。日本時間夕刻に一時1.1573ドルと2021年11月以来の高値を記録した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時97.92と22年3月以来の低水準を更新した。
ただ、NY市場では上値を切り下げる展開に。欧州の主要市場が休場で取引参加者が少ない中、ポジション調整目的のユーロ売り・ドル買いが出ると一時1.1482ドル付近まで下押しした。もっとも、引けにかけては1.15ドル台前半まで持ち直した。
ユーロ円は小幅ながら4日続伸。終値は162.20円と前営業日NY終値(161.97円)と比べて23銭程度のユーロ高水準。日本時間夕刻に一時162.67円と日通し高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値を切り下げて一時161.78円付近まで下押しした。もっとも、NY午後には162円台前半まで持ち直すなど、ユーロドルにつれた動きとなった。
本日の参考レンジ
ドル円:140.48円 - 142.25円
ユーロドル:1.1383ドル - 1.1573ドル
ユーロ円:161.65円 - 162.67円
(中村)