NYマーケットダイジェスト・20日 株安・金利低下・原油安・ドル安
(20日終値)
ドル・円相場:1ドル=150.01円(前営業日比▲0.12円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.12円(△0.28円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0808ドル(△0.0029ドル)
ダウ工業株30種平均:38563.80ドル(▲64.19ドル)
ナスダック総合株価指数:15630.79(▲144.86)
10年物米国債利回り:4.27%(▲0.01%)
WTI原油先物3月限:1バレル=78.18ドル(▲1.01ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=2039.8ドル(△15.7ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月米景気先行指標総合指数(前月比) ▲0.4% ▲0.2%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は小幅ながら続落。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.24%台まで低下すると全般ドル売りが先行。前日の安値149.88円を下抜けて一時149.69円まで値を下げた。1月米景気先行指標総合指数が前月比0.4%低下と予想の0.3%低下を下回ったことも相場の重しとなった。
ただ、5日の安値149.57円や一目均衡表転換線149.41円がサポートとして意識されると下げ渋った。5時過ぎには150.07円付近まで下値を切り上げた。
・ユーロドルは5日続伸。米長期金利の低下などを手掛かりに全般ドル売りが優勢になると、12日の高値1.0806ドルを上抜けて一時1.0839ドルと2日以来の高値を付けた。ただ、200日移動平均線が位置する1.0827ドル付近がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。
・ユーロ円は3日続伸。ドル円の下落につれた売りが出た半面、ユーロドルの上昇につれた買いが入った。23時30分過ぎには一時162.36円と昨年11月28日以来約3カ月ぶりの高値を付けた。
・カナダドルは下落。カナダ統計局が発表した1月カナダ消費者物価指数(CPI)が前月比横ばい/前年比2.9%と予想の前月比0.4%/前年比3.3%を下回ったことが伝わるとカナダドル売りが優勢となった。米ドルカナダドルは一時1.3530カナダドル、ユーロカナダドルは1.4648カナダドル、カナダドル円は110.68円までカナダドル安に振れた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅続落。米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が後退する中、売りが優勢となった。ただ、決算内容が好感されたウォルマートが買われ、相場を下支えすると、指数は上げに転じる場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続落。明日21日に決算を発表するエヌビディアが一時7%近く急落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは小反発。1月米景気先行指標総合指数が予想を下回ると、米景気減速への警戒から買いが入った。ただ、FRBによる早期利下げ観測の後退が相場の重しとなったため、上値は限られた。
・原油先物相場は反落。中東情勢の緊迫化が長引くとの懸念が高まるなか、原油相場は買いが先行。一時79ドル後半まで買いが先行し、その後も79ドル台を中心に上下する展開が続いた。しかしながら、今年の原油需要が減少するとの警戒感も根強く、期先限月が軟調に推移し始めると期近も引けにかけて売り圧力が強まった。
・金先物相場は3日続伸。米金利の低下を背景に為替でドル安が進行すると、割安感が生じたドル建て金は買い優勢となった。1月米景気先行指標総合指数が市場予想より弱かったことや、米株が軟調に推移したことも安全資産とされる金に資金を向かわせた。一時2042ドル台まで上値を伸ばしている。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=150.01円(前営業日比▲0.12円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.12円(△0.28円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0808ドル(△0.0029ドル)
ダウ工業株30種平均:38563.80ドル(▲64.19ドル)
ナスダック総合株価指数:15630.79(▲144.86)
10年物米国債利回り:4.27%(▲0.01%)
WTI原油先物3月限:1バレル=78.18ドル(▲1.01ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=2039.8ドル(△15.7ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月米景気先行指標総合指数(前月比) ▲0.4% ▲0.2%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は小幅ながら続落。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.24%台まで低下すると全般ドル売りが先行。前日の安値149.88円を下抜けて一時149.69円まで値を下げた。1月米景気先行指標総合指数が前月比0.4%低下と予想の0.3%低下を下回ったことも相場の重しとなった。
ただ、5日の安値149.57円や一目均衡表転換線149.41円がサポートとして意識されると下げ渋った。5時過ぎには150.07円付近まで下値を切り上げた。
・ユーロドルは5日続伸。米長期金利の低下などを手掛かりに全般ドル売りが優勢になると、12日の高値1.0806ドルを上抜けて一時1.0839ドルと2日以来の高値を付けた。ただ、200日移動平均線が位置する1.0827ドル付近がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。
・ユーロ円は3日続伸。ドル円の下落につれた売りが出た半面、ユーロドルの上昇につれた買いが入った。23時30分過ぎには一時162.36円と昨年11月28日以来約3カ月ぶりの高値を付けた。
・カナダドルは下落。カナダ統計局が発表した1月カナダ消費者物価指数(CPI)が前月比横ばい/前年比2.9%と予想の前月比0.4%/前年比3.3%を下回ったことが伝わるとカナダドル売りが優勢となった。米ドルカナダドルは一時1.3530カナダドル、ユーロカナダドルは1.4648カナダドル、カナダドル円は110.68円までカナダドル安に振れた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅続落。米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が後退する中、売りが優勢となった。ただ、決算内容が好感されたウォルマートが買われ、相場を下支えすると、指数は上げに転じる場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続落。明日21日に決算を発表するエヌビディアが一時7%近く急落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは小反発。1月米景気先行指標総合指数が予想を下回ると、米景気減速への警戒から買いが入った。ただ、FRBによる早期利下げ観測の後退が相場の重しとなったため、上値は限られた。
・原油先物相場は反落。中東情勢の緊迫化が長引くとの懸念が高まるなか、原油相場は買いが先行。一時79ドル後半まで買いが先行し、その後も79ドル台を中心に上下する展開が続いた。しかしながら、今年の原油需要が減少するとの警戒感も根強く、期先限月が軟調に推移し始めると期近も引けにかけて売り圧力が強まった。
・金先物相場は3日続伸。米金利の低下を背景に為替でドル安が進行すると、割安感が生じたドル建て金は買い優勢となった。1月米景気先行指標総合指数が市場予想より弱かったことや、米株が軟調に推移したことも安全資産とされる金に資金を向かわせた。一時2042ドル台まで上値を伸ばしている。
(中村)