東京外国為替市場概況・12時 ドル円、上値が重い

 27日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。12時時点では150.49円とニューヨーク市場の終値(150.70円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。本邦の消費者物価指数(CPI)が予想比を上振れたことをきっかけに、日銀の修正観測が高まり本邦2年債利回りが2011年以来の水準まで上昇。本邦金利の動きに連れて、ドル円は11時前には150.46円まで円が買われた。時間外の米長期金利が小幅ながら低下したこともドル円の上値を重くした。

 ユーロドルはこう着。12時時点では1.0851ドルとニューヨーク市場の終値(1.0851ドル)とほぼ同水準だった。対円でのドル安に連れて小幅にユーロドルが買われる場面もあったが、値動きは限られ1.08ドル半ばでこう着。

 ユーロ円は弱含み。12時時点では163.31円とニューヨーク市場の終値(163.53円)と比べて22銭程度のユーロ安水準だった。総じてドル円に連れた動きになり12時過ぎには163.26円まで弱含んだ。なお、日経平均は前場引け間際に売りが入り、マイナスに転じて引けている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.46円 - 150.71円
ユーロドル:1.0846ドル - 1.0854ドル
ユーロ円:163.26円 - 163.53円


(松井)
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