NYマーケットダイジェスト・28日 株安・ドル方向感ない
(28日終値)
ドル・円相場:1ドル=150.69円(前営業日比△0.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.33円(△0.11円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0838ドル(▲0.0006ドル)
ダウ工業株30種平均:38949.02ドル(▲23.39ドル)
ナスダック総合株価指数:15947.74(▲87.56)
10年物米国債利回り:4.26%(▲0.04%)
WTI原油先物4月限:1バレル=78.54ドル(▲0.33ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=2042.7ドル(▲1.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
米MBA住宅ローン申請指数 (前週比) ▲5.6% ▲10.6%
1月米卸売在庫 (前月比) ▲0.1% 0.4%
10-12月期米国内総生産(GDP)改定値 (前期比年率) 3.2% 3.3%
10-12月期米GDP個人消費・改定値 (前期比年率) 3.0% 2.8%
10-12月期米コアPCE・改定値 (前期比年率) 2.1% 2.0%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は反発。米10年債利回りが低下したことを背景に150.53円付近まで小幅に下押ししたが、米金利が一転上昇すると買い戻しが強まり、1時前には150.85円と本日高値を更新した。一方、13日に付けた年初来高値150.89円がレジスタンスとして意識されたうえ、米金利が再び低下したため戻りも限定的。NY時間に限れば、値幅は32銭程度と狭かった。
なお、コリンズ米ボストン連銀総裁は「年後半に緩和政策を開始することが適切になる可能性が高い」などと述べたほか、ボスティック米アトランタ連銀総裁は「インフレに関してまだ対応が必要であり、勝利を宣言したわけではない」などと発言した。
・ユーロドルは小幅に続落。欧州序盤に1.0797ドルまで下落した後は独長期金利が一時上昇に転じたほか、独DAXが連日で史上最高値を更新したことを支えにショートカバーが強まる展開に。一時1.0846ドル付近まで持ち直し、本日高値の1.0847ドルに迫った。
なお、代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは急伸。対ドルでは一時6万3000ドル台まで急騰し、2021年11月以来の高値を付けた。一方、一巡後はまとまった利食い売りが持ち込まれ6万を割り込むなど荒い値動きとなった。
・ユーロ円は反発。ドル円の上昇やユーロドルの買い戻しにつれて一時163.41円と本日高値を付けるなど、NY市場は総じて底堅く推移した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落。米国のインフレ圧力が予想以上に長引くとの懸念から売りが先行。独禁法違反の疑いで調査が入ったとの報道が伝わったユナイテッドヘルスが急落したことも指数の下げにつながり、一時230ドル超下落した。ただ、一巡後は押し目買いが入り引けにかけては下げ幅をほぼ消した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指は反落した。傘下のグーグルが欧州メディアから提訴されたことが嫌気されてアルファベットが下落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反発。明日に予定されている1月米PCEコアデフレーターを前に持ち高調整の買いが強まった。「月末を前に機関投資家による保有債券の残存年数を伸ばすための買いが入った」との声も聞かれた。
・原油先物相場は3営業日ぶりに小反落。緊迫した中東情勢を受けた供給懸念や石油輸出国機構(OPEC)自主減産継続を材料視した買いが先行。昨年11月以来の高値79.62ドルまで上昇した。ただ、米エネルギー省(EIA)週間石油在庫米エネルギー省(EIA)週間石油在庫(2/23時点)で原油在庫は+419.9万バレル(前週 +351.4万バレル)と積み増しが継続。原油受け渡し地点オクラホマ州クッシングの在庫も+145.8万バレル(前週 +74.1万バレル)と積み増し継続を確認すると、NY原油先物は結果発表の目前に推移していた79.10ドル付近から下値を探る動きとなり上昇幅を帳消しにした。
・金先物相場は反落。米金利動向に影響を与える米個人消費価格指数(PCEデフレーター)の発表を明日に控え、金相場は調整の売り優位で推移。米金利の動きは、金利がつかない資産とされる金の投資妙味の評価を左右する大きな要因となる。
(越後)
ドル・円相場:1ドル=150.69円(前営業日比△0.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.33円(△0.11円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0838ドル(▲0.0006ドル)
ダウ工業株30種平均:38949.02ドル(▲23.39ドル)
ナスダック総合株価指数:15947.74(▲87.56)
10年物米国債利回り:4.26%(▲0.04%)
WTI原油先物4月限:1バレル=78.54ドル(▲0.33ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=2042.7ドル(▲1.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
米MBA住宅ローン申請指数 (前週比) ▲5.6% ▲10.6%
1月米卸売在庫 (前月比) ▲0.1% 0.4%
10-12月期米国内総生産(GDP)改定値 (前期比年率) 3.2% 3.3%
10-12月期米GDP個人消費・改定値 (前期比年率) 3.0% 2.8%
10-12月期米コアPCE・改定値 (前期比年率) 2.1% 2.0%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は反発。米10年債利回りが低下したことを背景に150.53円付近まで小幅に下押ししたが、米金利が一転上昇すると買い戻しが強まり、1時前には150.85円と本日高値を更新した。一方、13日に付けた年初来高値150.89円がレジスタンスとして意識されたうえ、米金利が再び低下したため戻りも限定的。NY時間に限れば、値幅は32銭程度と狭かった。
なお、コリンズ米ボストン連銀総裁は「年後半に緩和政策を開始することが適切になる可能性が高い」などと述べたほか、ボスティック米アトランタ連銀総裁は「インフレに関してまだ対応が必要であり、勝利を宣言したわけではない」などと発言した。
・ユーロドルは小幅に続落。欧州序盤に1.0797ドルまで下落した後は独長期金利が一時上昇に転じたほか、独DAXが連日で史上最高値を更新したことを支えにショートカバーが強まる展開に。一時1.0846ドル付近まで持ち直し、本日高値の1.0847ドルに迫った。
なお、代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは急伸。対ドルでは一時6万3000ドル台まで急騰し、2021年11月以来の高値を付けた。一方、一巡後はまとまった利食い売りが持ち込まれ6万を割り込むなど荒い値動きとなった。
・ユーロ円は反発。ドル円の上昇やユーロドルの買い戻しにつれて一時163.41円と本日高値を付けるなど、NY市場は総じて底堅く推移した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落。米国のインフレ圧力が予想以上に長引くとの懸念から売りが先行。独禁法違反の疑いで調査が入ったとの報道が伝わったユナイテッドヘルスが急落したことも指数の下げにつながり、一時230ドル超下落した。ただ、一巡後は押し目買いが入り引けにかけては下げ幅をほぼ消した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指は反落した。傘下のグーグルが欧州メディアから提訴されたことが嫌気されてアルファベットが下落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反発。明日に予定されている1月米PCEコアデフレーターを前に持ち高調整の買いが強まった。「月末を前に機関投資家による保有債券の残存年数を伸ばすための買いが入った」との声も聞かれた。
・原油先物相場は3営業日ぶりに小反落。緊迫した中東情勢を受けた供給懸念や石油輸出国機構(OPEC)自主減産継続を材料視した買いが先行。昨年11月以来の高値79.62ドルまで上昇した。ただ、米エネルギー省(EIA)週間石油在庫米エネルギー省(EIA)週間石油在庫(2/23時点)で原油在庫は+419.9万バレル(前週 +351.4万バレル)と積み増しが継続。原油受け渡し地点オクラホマ州クッシングの在庫も+145.8万バレル(前週 +74.1万バレル)と積み増し継続を確認すると、NY原油先物は結果発表の目前に推移していた79.10ドル付近から下値を探る動きとなり上昇幅を帳消しにした。
・金先物相場は反落。米金利動向に影響を与える米個人消費価格指数(PCEデフレーター)の発表を明日に控え、金相場は調整の売り優位で推移。米金利の動きは、金利がつかない資産とされる金の投資妙味の評価を左右する大きな要因となる。
(越後)