東京外国為替市場概況・15時 ドル円、下げ渋り

 29日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。15時時点では149.90円と12時時点(149.78円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。2年国債利回りが2011年以来となる0.18%まで上昇したことで、一時149.70円まで下値を広げたものの、高田日銀審議委員が「(出口戦略について)どんどん利上げをすることではない」と述べたことで下げ渋り、150.11円前後まで反発した。もっとも、150円台の滞空時間も短かった。

 ユーロドルは15時時点では1.0835ドルと12時時点(1.0836ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。NYカットオプション(1.0845ドル 3月5日、1.0835ドル 3月7日)付近で動きづらい展開が続いた。

 ユーロ円は小幅に買い戻し。15時時点では162.42円と12時時点(162.31円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。一時162.18円まで下値を広げたものの、ドル円の反発につれて162.60円前後まで小幅に買い戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.70円 - 150.70円
ユーロドル:1.0828ドル - 1.0841ドル
ユーロ円:162.18円 - 163.33円

(山下)
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