ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、下げ渋り

 29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。2時時点では149.90円と24時時点(149.49円)と比べ41銭程度のドル高水準だった。米PCEコア・デフレーターの前年比での伸び鈍化を受けた米金利低下・ドル売りで149.21円まで下落幅を拡大。しかし「月末のロンドンフィキシング(日本時間1時)にかけてドル買いのフローが持ち込まれた」との指摘があり、149.90円台へ切り返した。

 ユーロドルは失速。2時時点では1.0806ドルと24時時点(1.0848ドル)と比べて0.0042ドル程度のユーロ安水準だった。ロンドンフィキシング付近のドル買いフローが重しとなった。0時付近につけた高値1.0856ドルから2時過ぎには1.0804ドルまで下落幅を広げた。

 ユーロ円は戻りが鈍い。2時時点では161.98円と24時時点(162.17円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。当初はドル円の動きに連動。ドル円の安値更新局面では連れ安となり161.69円までユーロ安・円高となった。その後もドル円の下げ渋りに追随しかけたものの162円台が重かった。対ドルでのユーロ安進行が重しとなり162円割れ水準へ押し戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.21円 - 150.70円
ユーロドル:1.0804ドル - 1.0856ドル
ユーロ円:161.69円 - 163.33円

(関口)
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