東京外国為替市場概況・10時 ドル円、下値広げる

 4日の東京外国為替市場でドル円は下値を広げた。10時時点では149.98円とニューヨーク市場の終値(150.12円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。日経平均の寄り付き前に150.16円まで買われたが、その後は伸び悩む展開に。相場全般に先週末からのドル安地合いが引き継がれるなか、再び150円を割り込んで149.84円まで弱含んだ。仲値付近で持ち直すも150円台では頭が重かった。

 ユーロドルは小じっかり。10時時点では1.0845ドルとニューヨーク市場の終値(1.0837ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りが4.20%を下回った水準で伸び悩むのを眺め、1日高値1.0843ドルを上抜けて1.0848ドルまで上昇した。
 他、ポンドドルが1.2666ドル、豪ドル/ドルも0.6535ドルまで上げ幅を拡大している。

 ユーロ円は方向感出ず。10時時点では162.66円とニューヨーク市場の終値(162.68円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。日経平均の堅調推移も、8時30分前につけた162.82円には届かず。その後はドル円につれて162.50円台まで失速する場面があった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.84円 - 150.16円
ユーロドル:1.0838ドル - 1.0848ドル
ユーロ円:162.50円 - 162.82円


(小針)
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