ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では149.96円と22時時点(150.39円)と比べて43銭程度のドル安水準だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが低下すると円買い・ドル売りが先行。2月米ISM非製造業景況指数が52.6と予想の53.0を下回り、1月米製造業新規受注が前月比3.6%減と予想の2.9%減より弱い内容だったことが伝わると全般ドル売りが活発化し、前日の安値149.84円を下抜けて一時149.71円まで値を下げた。
 なお、23時45分発表の2月米サービス部門・総合PMI改定値が予想を上回ったことが分かると150.18円付近まで下げ渋る場面もあった。

 ユーロ円はさえない。24時時点では162.70円と22時時点(163.13円)と比べて43銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落をきっかけに全般円買いが進んだ流れに沿って、24時過ぎに一時162.69円と本日安値を付けた。

 ユーロドルは強含み。24時時点では1.0849ドルと22時時点(1.0847ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だったが、2月米ISM非製造業景況指数の下振れをきっかけに全般ドル売りが強まると一時1.0876ドルと日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.71円 - 150.55円
ユーロドル:1.0841ドル - 1.0876ドル
ユーロ円:162.69円 - 163.45円


(中村)
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