8日香港株=反発して始まるか、一巡後は米雇用統計の発表控え様子見も

 8日の香港市場は反発して始まるか。前日のNY市場で長期金利が低下し、米株式相場が上昇した流れを引き継ぐと予想する。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は7日の米上院での議会証言で、インフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信を深められるまで「そう遠くない」と述べた。香港市場でも、FRBが今年半ばにも利下げを開始するとの見方から買いが入るだろう。

 もっとも、買い一巡後は上値が重い展開がありそうだ。香港時間きょう夜に2月の米雇用統計、あす午前に中国の物価統計が発表される。結果を見極めたいとして次第に様子見ムードが広がる可能性がある。

 7日のNY株式相場は、ダウ平均など主要3指数がそろって続伸した。アナリストの目標株価引き上げを好感したエヌビディアなどの半導体株の大幅高が相場をけん引した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)、中国ネット通販のJDドットコム(09618)が香港終値を下回った半面、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)が上回って終えた。
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