6日香港株=方向感乏しいか、米FRB議長の議会証言控え様子見

 6日の香港市場は方向感に乏しい相場か。6-7日に米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が米上下両院で議会証言に臨む。発言内容からFRBが利下げに踏み切る時期を見極めたい投資家が積極的な売買を手控えそうだ。

 決算発表や業績見通しを受けた個別物色は引き続き活発だろう。きょうはハンセン指数構成銘柄の創科実業(00669)、やJDドットコム(09618)が2023年12月本決算を発表する。また、前日のハンセン指数は3営業日ぶりに大幅反落して終値ベースで2月19日以来の安値を更新しただけに、自律反発狙いの買いも入りやすい。

 半面、前日の米ハイテク株安が地合いの悪化につながりかねない。5日のNY株式相場は主要3指数がそろって大幅に続落。中国でのiPhone販売の大幅減少が伝えられたアップルが大幅安となり、ハイテク株の下落を主導した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。電気自動車の理想汽車(02015)、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を下回った半面、中国ネット通販のアリババ集団(09988)とJDドットコム(09618)、英金融大手HSBC(00005)が上回って引けた。
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