東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅い

 8日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。12時時点では147.96円とニューヨーク市場の終値(148.05円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。週末を控えた実質ゴトー日(5・10日)だからか、仲値に向けて強まったドル買い戻しの動きは10時台も継続された。本日は強含む日本株を眺めてクロス円が底堅かった影響も受け、148.12円まで上昇する場面があった。一巡後は148円を挟み上下する展開。
 なお、鈴木財務相の発言「デフレから脱却したとは考えていない」が伝わっている。

 ユーロ円は下値が堅い。12時時点では161.95円とニューヨーク市場の終値(162.08円)と比べて13銭程度のユーロ安水準だった。堅調な日経平均の動きを受けてリスク志向のユーロ買い円売りが強まると、10時半頃には162.17円まで上値を伸ばした。日経平均は336円高で前場を終えている。

 ユーロドルはもみ合い。12時時点では1.0945ドルとニューヨーク市場の終値(1.0948ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。10時前につけた1月15日以来の高値1.0956ドルで上昇が一服し、前日引け水準で小幅に上下した。12時過ぎに1.0944ドルまで僅かに下押しした。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.53円 - 148.12円
ユーロドル:1.0944ドル - 1.0956ドル
ユーロ円:161.62円 - 162.17円



(小針)
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