NY株見通し-堅調な展開か 経済指標はPPIなど

 今晩は堅調な展開か。昨日は生産者物価指数(PPI)や小売売上高の発表を前に一部様子見ムード。ダウ平均、S&P500ともに小幅な値動きにとどまった。ダウ平均は37.83ドル高(+0.10%)と3日続伸して終了し、S&P500は0.19%安と反落して終了。一方、ハイテク株主体のナスダック総合はやや下げ幅が大きく、0.54%安と反落した。

 今晩はPPIや小売売上高の発表が予定されている。特にPPIについては、市場予想を上回った場合、来週のFOMCで政策金利の見通しが修正される可能性が高まるとの見方から、ドル買い株売りの流れとなる可能性がある一方、利下げのトレンドは変わらないとの見方も根強い。時間外ではきのう下落したナスダック100の先物も買われており、重要指標の発表という市場の注目イベントを通過することで買い戻しが優勢となる展開を想定する。

 今晩の米経済指標・イベントは、新規失業保険申請件数、生産者物価指数(PPI)、小売売上高など。企業決算は寄り前にダラー・ツリー、引け後にアドビ、アルタ・ビューティーが発表予定。(執筆:3月14日、14:00)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。