今日の株式見通し-軟調か 米国では2月PPIを受けて長期金利が上昇
東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は137ドル安の38905ドルで取引を終えた。2月の生産者物価指数(PPI)が市場予想を上回り、長期金利が上昇。エヌビディアやテスラなどグロース株の一角が強めに売られ、全体も総じて軟調に推移した。米金利上昇を受けて、ドル円は足元148円20銭近辺と円安(ドル高)に振れている。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて300円安の38290円、ドル建てが225円安の38365円で取引を終えた。
米国株安を嫌気した売りに押されると予想する。米国では消費者物価指数(CPI)に続いてPPIも市場予想を上回っており、インフレ長期化が懸念される。3月のFOMCでは政策金利の据え置きが確実視されているが、声明文やパウエルFRB議長のメッセージがマーケットフレンドリーとはならない可能性がある。アルファベットやアマゾンは上昇しており、米グロース株は軒並み安とはならなかったが、エヌビディアのほかAMDやマイクロンなど半導体株の下げが大きく、国内半導体株には厳しい展開が想定される。日経平均はここまでの傾向から節目の38500円を割り込むようなら押し目は拾われるとみるものの、週末を前にリスク回避姿勢の強い地合いが続くだろう。予想レンジは38400円-38700円。
米国株安を嫌気した売りに押されると予想する。米国では消費者物価指数(CPI)に続いてPPIも市場予想を上回っており、インフレ長期化が懸念される。3月のFOMCでは政策金利の据え置きが確実視されているが、声明文やパウエルFRB議長のメッセージがマーケットフレンドリーとはならない可能性がある。アルファベットやアマゾンは上昇しており、米グロース株は軒並み安とはならなかったが、エヌビディアのほかAMDやマイクロンなど半導体株の下げが大きく、国内半導体株には厳しい展開が想定される。日経平均はここまでの傾向から節目の38500円を割り込むようなら押し目は拾われるとみるものの、週末を前にリスク回避姿勢の強い地合いが続くだろう。予想レンジは38400円-38700円。