NY株見通し-もみ合いか ミシガン大期待インフレ率速報値に注目
今晩はもみ合いか。昨日は米2月米2月生産者物価指数(PPI)が市場予想を上回る伸びとなり、米10年債利回りが上昇したことや、エヌビディアなどに利益確定売りが強まったことで主要3指数がそろって下落。ダウ平均は137.66ドル安(-0.35%)と4日ぶりに反落し、S&P500とナスダック総合はそれぞれ0.29%安、0.30%安と2日続落した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も1.75%安と2日続落した一方、出遅れ感が強いマイクロソフト、アルファベットが2%超上昇し、アマゾン・ドット・コムも1%超上昇した。引け後の動きでは弱い見通しが嫌気されたアドビが時間外で10%超下落した。
今晩は経済指標をにらんでもみ合う展開か。2月CPIに続いて2月PPIも予想を上回る強い結果となったことで、早期利下げ期待が後退。CMEのフェド・ウォッチが示す6月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率は1週間前の74%から61%に低下した。今晩は3月ミシガン大消費者信頼感指数速報値と併せて発表される1年先・5年先期待インフレ率速報値に注目が集まる。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が言及したことで注目度が高まった同期待インフレ率の前月分は、1年先が3.0%、5年先が2.9%で、3月分も高止まりとなれば、利下げ期待が一段と後退することが懸念される。
今晩の米経済指標・イベント3月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、同期待インフレ率速報値のほか、3月NY銀製造業業況指数、2月輸入物価、2月鉱工業生産、2月製造業生産など。企業決算は寄り前にジャビルが発表予定。
(執筆:3月15日、14:00)
今晩は経済指標をにらんでもみ合う展開か。2月CPIに続いて2月PPIも予想を上回る強い結果となったことで、早期利下げ期待が後退。CMEのフェド・ウォッチが示す6月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率は1週間前の74%から61%に低下した。今晩は3月ミシガン大消費者信頼感指数速報値と併せて発表される1年先・5年先期待インフレ率速報値に注目が集まる。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が言及したことで注目度が高まった同期待インフレ率の前月分は、1年先が3.0%、5年先が2.9%で、3月分も高止まりとなれば、利下げ期待が一段と後退することが懸念される。
今晩の米経済指標・イベント3月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、同期待インフレ率速報値のほか、3月NY銀製造業業況指数、2月輸入物価、2月鉱工業生産、2月製造業生産など。企業決算は寄り前にジャビルが発表予定。
(執筆:3月15日、14:00)