欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、じり高
20日の欧州外国為替市場でドル円はじり高。20時時点では151.66円と17時時点(151.48円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。特に新規の材料が伝わったわけではないが、日銀の低金利政策が継続するとの観測を背景にした円売りと米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えた思惑的なドル買いが継続。一時151.77円まで上値を伸ばし、昨年11月13日高値の151.91円や2022年10月21日高値の151.95円など重要な上値の目処に迫る動きとなった。
ユーロドルはさえない。20時時点では1.0839ドルと17時時点(1.0865ドル)と比べて0.0026ドル程度のユーロ安水準だった。全般にドル買いが進んだ流れに沿ったほか、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の発言が伝わる中で独長期金利が低下した影響もあり、一時1.0836ドルまで下押しした。昨日安値の1.0835ドル手前では下げ止まったものの、戻りも限られた。
なお、ラガルドECB総裁は「今後数カ月以内に、最初の政策変更に十分な信頼度を高めることができる2つの重要な証拠が得られると期待している」「関連情報が出揃うまで待つことはできない」などと述べた。
ユーロ円は20時時点では164.40円と17時時点(164.58円)と比べて18銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下落につれて164.26円付近まで弱含む場面もあったが、ドル円が上昇した影響も同時に受けたため、積極的に下値を探る動きにはならなかった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.77円 - 151.77円
ユーロドル:1.0836ドル - 1.0872ドル
ユーロ円:163.83円 - 164.74円
(岩間)
ユーロドルはさえない。20時時点では1.0839ドルと17時時点(1.0865ドル)と比べて0.0026ドル程度のユーロ安水準だった。全般にドル買いが進んだ流れに沿ったほか、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の発言が伝わる中で独長期金利が低下した影響もあり、一時1.0836ドルまで下押しした。昨日安値の1.0835ドル手前では下げ止まったものの、戻りも限られた。
なお、ラガルドECB総裁は「今後数カ月以内に、最初の政策変更に十分な信頼度を高めることができる2つの重要な証拠が得られると期待している」「関連情報が出揃うまで待つことはできない」などと述べた。
ユーロ円は20時時点では164.40円と17時時点(164.58円)と比べて18銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下落につれて164.26円付近まで弱含む場面もあったが、ドル円が上昇した影響も同時に受けたため、積極的に下値を探る動きにはならなかった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.77円 - 151.77円
ユーロドル:1.0836ドル - 1.0872ドル
ユーロ円:163.83円 - 164.74円
(岩間)