東京外国為替市場概況・15時　ドル円、上値が抑えられる

　4日の東京外国為替市場でドル円は上値が抑えられる。15時時点では151.64円と12時時点（151.71円）と比べて7銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが4.36％台に乗せたことで、一時151.72円までわずかながら上値を伸ばしたものの、日経平均株価が4万円を割り込んだことで上値も抑えられた。なお、鈴木財務相が「為替動向、高い関心を持って注意深く見ている」と述べたものの、市場への影響はなかった。

　ユーロ円は小幅安。15時時点では164.40円と12時時点（164.49円）と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが強含みに推移したことで、一時164.53円まで上値を伸ばしたものの、日経平均株価が上げ幅を縮小したことで164.40円前後まで小幅に反落した。
　
　ユーロドルは小動き。15時時点では1.0842ドルと12時時点（1.0843ドル）と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。一時1.0847ドルまで強含む局面があったものの、米10年債利回りが4.36％台に乗せていることで上値も限定的で小動きだった。

　オセアニア通貨は堅調。午前中からのオセアニア通貨買いの勢いは変わらず、豪ドル／ドルは0.6592ドル、豪ドル円は99.97円、NZドル／ドルは0.6036ドル、NZドル円は91.52円まで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円：151.54円　-　151.72円
ユーロドル：1.0833ドル　-　1.0847ドル
ユーロ円：164.25円　-　164.53円


（山下）