東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が重い

 4日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では151.57円とニューヨーク市場の終値(151.70円)と比べて13銭程度のドル安水準だった。9時頃には151.54円まで下押す場面もあったが、日経平均株価が750円超の上げ幅を広げたこともあり下げ渋った。しかし、株高のドル買い・円売りにも限りがあり、東京仲値の値決め後は再び上値が重くなり安値圏に戻した。

 ユーロドルは小高い。10時時点では1.0843ドルとニューヨーク市場の終値(1.0836ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。昨日のNY引け値に近い水準で小動きながらも、オセアニア通貨高に連れて先月26日以来となる1.0844ドルまで小幅に上値を広げた。
 なお、豪ドルも堅調。2月豪住宅建設許可件数は増加予想に反して3カ月連続での減少となったが、リスク選好の動きに敏感なオセアニア通貨は終始底堅かった。豪ドル/ドルは0.6582ドル、豪ドル円は99.78円までじり高。

 ユーロ円は小幅に戻す。10時時点では164.34円とニューヨーク市場の終値(164.38円)と比べて4銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げに連れて164.25円まで一時下押したが、堅調な株価や東京仲値にかけて円がやや売られたことで、仲値公示前には164.40円まで小幅に買い戻された。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.54円 - 151.70円
ユーロドル:1.0833ドル - 1.0844ドル
ユーロ円:164.25円 - 164.40円


(松井)
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