東京外国為替市場概況・17時 スイスフラン、軟調

 4日午後の東京外国為替市場でスイスフラン(CHF)は軟調。3月スイス消費者物価指数(CPI)が前月比・前年比でともに市場予想を下回る結果となり、CHF売りで反応した。対ドルでは0.9075CHF、対円では167.14円までCHF安が進んだ。

 ユーロ円は強含み。17時時点では164.68円と15時時点(164.40円)と比べて28銭程度のユーロ高水準だった。昨日からの流れを引き継いで対欧州・オセアニア通貨などでドル売り・円売りが進むなか、スイスフランを除いた欧州やオセアニアのクロス円は全般堅調に推移した。ユーロ円は164.71円まで本日高値を更新したほか、ポンド円は192.19円、豪ドル円は100.10円、NZドル円は91.68円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルはしっかり。17時時点では1.0857ドルと15時時点(1.0842ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。欧州通貨買いの流れに沿って1.0858ドルまで本日高値を更新。3月の独・仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値が速報値から上方修正されたことも相場を下支えした。

 ドル円は小高い。17時時点では151.69円と15時時点(151.64円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。クロス円の上昇につれた買いが入り、一時151.76円まで値を上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.54円 - 151.76円
ユーロドル:1.0833ドル - 1.0858ドル
ユーロ円:164.25円 - 164.71円

(岩間)
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