ニューヨーク外国為替市場概況・2時 スイスフラン、強含み

 13日のニューヨーク外国為替市場でスイスフランは強含み。パレスチナ自治区ガザを実効支配するハマスとイスラエル軍が戦闘を続ける中、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラがレバノン国境付近でイスラエル軍を攻撃した。週末を前に中東情勢の緊張が高まっていることで、リスク回避の動きとなり避難通貨とされるスイスフランへの買いが進んだ。対ユーロでは昨年9月以来となる0.9466フランまで、対ドルでは0.9007フラン、対円では166.04円までフラン高が進んだ。

 ドル円は上値が重い。2時時点では149.56円と24時時点(149.66円)と比べて10銭程度のドル安水準。中東情勢への不安感や、ナスダック総合が約1%下落するなど、リスク回避の動きで円が買われ、ドル円の上値が重い。

 ユーロドルは売り一服。2時時点では1.0509ドルと24時時点(1.0503ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。24時過ぎには1.0496ドルまで下値を広げたが、避難通貨のスイスフランや円に対してドル売りが入ると、ユーロドルも売りが一服した。
 
 ユーロ円はもみ合い。2時時点では157.18円と24時時点(157.20円)と比べて2銭程度のユーロ安水準。1時前に157.07円まで下値を広げたが、ユーロドルの売りが一服したこともあり157円前半でもみ合いになっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.46円 - 149.83円
ユーロドル:1.0496ドル - 1.0559ドル
ユーロ円:157.07円 - 158.05円


(松井)
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