東京外国為替市場概況・12時 NZドルは底堅い

 10日の東京外国為替市場でNZドルは底堅い。NZ準備銀行(RBNZ)はこの日、予想通り政策金利5.50%の据え置きを発表した。NZドルは対円で91.80円、対ドルで0.6051ドルまで下押しが先行も切り返し、それぞれ92.21円、0.6077ドルまで本日高値を更新。NZ国内総生産(GDP)が2期連続マイナスと景気が減速しており、市場では利下げ前倒し観測がくすぶっていたが、声明では「全体としてリスクのバランスは2月の声明以来ほとんど変わっていないということで委員は同意」との内容が述べられていた。

 ドル円はもみ合い。12時時点では151.75円とニューヨーク市場の終値(151.76円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。今夜に注目材料の米消費者物価指数(CPI)発表を控えていることもあってか、動きが鈍かった。

 ユーロ円はやや重い。12時時点では164.70円とニューヨーク市場の終値(164.80円)と比べて10銭程度のユーロ安水準だった。日経平均株価の重さを反映。164.65円まで下値を広げたが、大きく売り込まれるような動きにはなっていない。

 ユーロドルは12時時点では1.0853ドルとニューヨーク市場の終値(1.0857ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円同様にやや重く1.0851ドルまで小幅安も、本日ここまでの値動きはまだ9pips。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.68円 - 151.79円
ユーロドル:1.0851ドル - 1.0860ドル
ユーロ円:164.65円 - 164.83円

(関口)
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