東京外国為替市場概況・8時 ドル円、下値堅い

 15日の東京外国為替市場でドル円は下値が堅い。8時時点では153.27円とニューヨーク市場の終値(153.23円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。週末にイランが報復攻撃としてイスラエルにミサイルを発射したことで地政学リスクが高まり、早朝取引には一時152.98円まで下落した。ただ、現時点でイスラエルによる反撃がないことから、一巡後は押し目買いが入り153.29円まで持ち直している。時間外のダウ先物が120ドル超反発していることも支えとなっている模様。

 ユーロ円も買い戻し。8時時点では163.22円とニューヨーク市場の終値(163.13円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。中東リスクから162.71円まで売りが先行するものの、その後はショートカバーが優勢となり163.26円まで切り返している。なお、先週末のCME225先物は38865円と大阪取引所比で685円安で引けた。

 ユーロドルはもみ合い。8時時点では1.0649ドルとニューヨーク市場の終値(1.0643ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.98円 - 153.29円
ユーロドル:1.0629ドル - 1.0652ドル
ユーロ円:162.71円 - 163.26円


(越後)
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