東京外国為替市場概況・15時 ドル円、強含み

 15日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。15時時点では153.83円と12時時点(153.71円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。ダウ先物が100ドル超上昇し、米10年債利回りが一時4.56%台に乗せたことを眺め、1990年6月以来の水準となる153.87円まで上値を伸ばした。本邦当局からは、鈴木財務相の発言「(為替相場について)しっかり注視している。万全の対策を取りたい」と口先介入に留まったまま。

 ユーロ円はしっかり。15時時点では163.93円と12時時点(163.71円)と比べて22銭程度のユーロ高水準だった。日経平均の下げ幅縮小などが支えとなり、一時163.98円まで上げ幅を拡大した。

 ユーロドルは小幅高。15時時点では1.0657ドルと12時時点(1.0650ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円の上昇を受けて、1.0659ドルまでじり高となった。

 上海総合指数の堅調推移も材料に、豪ドル/ドルは0.6493ドル、豪ドル円は99.88円まで買われた。またNZドル/ドルが0.5954ドル、NZドル円は91.55円まで本日高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.98円 - 153.87円
ユーロドル:1.0629ドル - 1.0659ドル
ユーロ円:162.71円 - 163.98円

(山下)
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