東京外国為替市場概況・12時 ドル円、一時160円台まで急伸

 29日の東京外国為替市場でドル円は急伸。12時時点では159.36円とニューヨーク市場の終値(158.33円)と比べて1円3銭程度のドル高水準だった。市場では「本邦勢不在で市場の流動性が極端に低下するなか、値が飛んだ」との指摘があり、わずか1分程度でドル円は158円台半ばから34年ぶりの高値となる160.17円まで急速に値を上げた。動きが落ち着くと、その後は159円台前半から半ばでのもみ合いが続いた。

 ユーロ円も急伸。12時時点では170.77円とニューヨーク市場の終値(169.31円)と比べて1円46銭程度のユーロ高水準だった。薄商いで市場の流動性悪化から円が暴落。ユーロ円は史上最高値となる171.56円まで急伸したほか、ポンド円は200.55円、豪ドル円は104.94円まで買い上げられた。

 ユーロドルは12時時点では1.0717ドルとニューヨーク市場の終値(1.0693ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ高水準だった。朝からの強い地合いは継続し、一時1.0720ドルまで緩やかに上昇している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.83円 - 160.17円
ユーロドル:1.0687ドル - 1.0720ドル
ユーロ円:168.73円 - 171.56円

(越後)
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