株式明日の戦略-センチメントが改善して大幅高、TOPIXが25日線を上回る

 30日の日経平均は大幅続伸。終値は470円高の38405円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1374/値下がり247。材料のあった総合電機株が強く、1:5の分割や自己株取得を発表した日立、今期は22%営業増益を見込む三菱電機が急伸。コマツは今期が減収減益計画となったものの、自己株取得の発表が好感されて11.5%高と値を飛ばした。ソシオネクストは今期の大幅減益計画を受けて売りが先行したが、早々に切り返してプラス圏に浮上すると上げ幅を拡大。9%近い上昇で売買代金は断トツのトップとなった。商船三井が決算を受けて強く買われており、同業の日本郵船と川崎汽船も連れ高。トヨタ、ホンダ、日産自など自動車株の動きが良かった。

 一方、決算が失望材料となったアドバンテストが7%を超える下落。終盤には節目の5000円を割り込み、安値圏で終了した。今期の見通しが市場の期待に届かなかったOLCが大幅安。今期減益計画のANAが売りに押され、同業のJALも連れ安した。ほか、決算では日東電工やTDKなどハイテクの一角が大きく下げたほか、エムスリーが10%近い下落となり、年初来安値を更新した。

 連休明けの日経平均は大幅高。先週後半からドル円の振れ幅が大きくなったが、日本株の市場が開いていない時に大きく動き、先週26日の引けの時点ときょうの朝方では水準が大きく変わらなかった。日銀を材料とした投機的なトレードと、それを抑制する目的での為替介入が一段落したとの見方が強まったことで、日本株には資金が入りやすい環境となった。日銀・政府が実際に介入したかどうかは現時点では定かではないが、目先は円高・円安、どちらに振れても極端な動きは修正されやすい。日本株が為替を理由に崩れる場面は減ってくると思われる。

 米国では本日からFOMC(4/30~5/1)が開催される。4月に出てきた経済指標などから、米国の利下げに対する期待は大きく後退している。ただ、米国株も4月中旬に調整しており、FOMCで利下げ後ずれに関するメッセージが届けられた場合でも、悪材料出尽くしと受け止められる可能性がある。26日、29日と連日で上昇した米国株が本日大きく下げなければ、FOMCがそれほど警戒されていないとの見方が強まる。その場合、あすの日本株にもプラスの影響が見込まれる。きょうはTOPIX(終値:2743p)が2%を超える上昇となり、25日線(2718p、30日時点)を明確に上回ってきた。日米ともに流れが良くなっているだけに、あすはTOPIXが25日線より上をキープできるかに注目したい。
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