ニューヨーク外国為替市場概況・24時　ドル円、伸び悩み

　30日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。24時時点では157.33円と22時時点（157.45円）と比べて12銭程度のドル安水準だった。1－3月期米雇用コスト指数が予想を上回ったことを受けて円売り・ドル買いが先行すると、22時過ぎに一時157.54円と日通し高値を付けたものの、その後発表の4月米シカゴ購買部協会景気指数や4月米消費者信頼感指数が予想を下回ったことが分かるとやや上値を切り下げた。

　ユーロドルは戻りが鈍い。24時時点では1.0691ドルと22時時点（1.0700ドル）と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。米雇用コスト指数の上振れをきっかけにユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.0690ドルまで値を下げたものの、売り一巡後は下げ渋った。米消費者信頼感指数の下振れを受けてユーロ買い・ドル売りが入った。
　ただ、月末のロンドン16時（日本時間24時）のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測されると一時1.0687ドルと日通し安値を更新した。

　ユーロ円は24時時点では168.11円と22時時点（168.38円）と比べて27銭程度のユーロ安水準。22時30分過ぎに一時168.60円と本日高値を付けたものの、買いが一巡すると徐々に上値が重くなった。ドル円の伸び悩みやユーロドルの下落につれた売りが出た。

本日これまでの参考レンジ
ドル円：156.07円　-　157.54円
ユーロドル：1.0687ドル　-　1.0735ドル
ユーロ円：167.23円　-　168.60円


（中村）