東京マーケットダイジェスト・9日 円上値重い・株まちまち

(9日15時時点)
ドル円:1ドル=155.62円(前営業日NY終値比△0.09円)
ユーロ円:1ユーロ=167.20円(△0.01円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0744ドル(▲0.0004ドル)
日経平均株価:38073.98円(前営業日比▲128.39円)
東証株価指数(TOPIX):2713.46(△7.03)
債券先物6月物:144.29円(▲0.27円)
新発10年物国債利回り:0.905%(△0.030%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.10900%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)          <発表値>   <前回発表値>
3月毎月勤労統計(現金給与総額、前年比)  0.6%      1.4%・改
4月外貨準備高              1兆2790億ドル   1兆2906億ドル
3月 景気動向指数速報値
先行指数                 111.4      112.1・改
一致指数                 113.9      111.5・改


※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅い。日銀金融政策決定会合における主な意見(4月25-26日分)で「長期国債の買い入れ、どこかで削減の方向性示すのが良い」「円安を背景に基調的な物価上昇率上振れが続く場合、正常化ペース速まる可能性十分ある」などの見解が示されると一時売りが進み、155.17円まで下押す場面があった。もっとも、その後は本邦実需勢からの買いに支えられて下値を切り上げる展開となり、15時過ぎには155.76円まで値を上げた。

・ユーロ円も下値が堅い。朝方に円買いが強まった場面では166.75円まで下押ししたが、一巡後は買い戻しが進み、167.32円まで反発した。

・ユーロドルはもみ合い。前日終値を挟んだ水準での方向感を欠いた動きとなり、ここまでの値幅はわずか0.0011ドル程度と狭かった。

・日経平均株価は続落。前日に大幅な下落となった反動で自律反発狙いの買いが入ったほか、好業績銘柄などへの買いが指数を押し上げ、一時230円近く上昇した。もっとも、取引時間終盤には米株先物の下落などにつれた売りが強まり、マイナス圏まで押し下げられた。

・債券先物相場は続落。朝方に公表された日銀金融政策決定会合における主な意見で、国債買い入れ減額の可能性が意識されたことが相場の重しとなった。

(岩間)
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