東京外国為替市場概況・10時 ドル円、強含み

 24日の東京外国為替市場でドル円は強含み。10時時点では157.04円とニューヨーク市場の終値(156.93円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。日経平均株価が大幅に反落して始まると、クロス円の売りに連れて上値が一時抑えられた。しかし、週末を前に実質5・10日(ゴトー日)扱いとなることで円売り需要が多く157.14円まで強含み、前日高値(157.20円)に接近した。もっとも、仲値通過後はやや円売り意欲も弱まっている。

 ユーロドルは値動き限られる。10時時点では1.0810ドルとニューヨーク市場の終値(1.0815ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円の売りに連れて1.0808ドルまで売られる場面もあったが、前日安値(1.0805ドル)を前にして下げ渋った。その後はユーロ円も反転したこともあり、ユーロドルは値動きが限定的になった。

 ユーロ円は底堅い。10時時点では169.76円とニューヨーク市場の終値(169.73円)と比べて3銭程度のユーロ高水準だった。大幅な株安を嫌気し169.63円まで一時売り込まれた。しかし、ドル円の買いが優勢になると一転底堅くなり169.88円までじり高になった。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.90円 - 157.14円
ユーロドル:1.0808ドル - 1.0815ドル
ユーロ円:169.63円 - 169.88円


(松井)
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