東京外国為替市場概況・12時 ドル円 下値探る場面も

 31日の東京外国為替市場でドル円は下値を探る場面があった。12時時点では156.81円とニューヨーク市場の終値(156.82円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。10時前、月末仲値までの上下で157.02円から156.61円まで下落していったん動きが落ち着き、もみ合った。しかし再び売りを強める場面があり、156.58円まで下値を広げた。月末フローで方向感が定まりにくいなか、時間外取引の米10年債利回りが4.54%付近で戻りが鈍いほか、一時280円近く上昇していた日経平均株価が55円高前後まで上昇幅を縮小した動きが重しとなったか。

 ユーロ円もさえない。12時時点では169.53円とニューヨーク市場の終値(169.86円)と比べて33銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の振れにともなう円相場の動向に連動して一時169.45円まで下落。昨日NY序盤につけた押し目169.39円に近づいた。

 ユーロドルは軟調。12時時点では1.0811ドルとニューヨーク市場の終値(1.0832ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ安水準だった。10時付近までの昨日NY終値付近でのもみ合いを下放れ。ユーロ円の下落に連れ安となり、1.0811ドルまで下値を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.58円 - 157.02円
ユーロドル:1.0811ドル - 1.0835ドル
ユーロ円:169.45円 - 170.08円

(関口)
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