ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下げ渋り

 4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。24時時点では154.88円と22時時点(155.12円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。4月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が805.9万件と予想の835.5万件を下回ると、円買い・ドル売りが先行。23時過ぎに一時154.57円と日通し安値を更新した。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、下げ幅を縮めた。

 ユーロドルは下げ止まり。24時時点では1.0880ドルと22時時点(1.0864ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。欧州中央銀行(ECB)が今週6日にも利下げを決めるとの観測が相場の重しとなり一時1.0859ドルと日通し安値を付けたものの、米雇用指標の下振れを受けて1.0880ドル付近まで下げ渋った。

 ユーロ円は24時時点では168.52円と22時時点(168.53円)と比べて1銭程度のユーロ安水準。23時過ぎに一時168.09円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は下げ渋った。ドル円と似た動き。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.57円 - 156.49円
ユーロドル:1.0859ドル - 1.0916ドル
ユーロ円:168.09円 - 170.73円


(中村)
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