東京外国為替市場概況・17時 ドル円、戻り試す

 5日午後の東京外国為替市場でドル円は戻りを試す展開。17時時点では156.14円と15時時点(155.63円)と比べて51銭程度のドル高水準だった。東京市場からの強い地合いが継続。時間外の米10年債利回りが4.35%台まで上昇したことが支えとなったほか、市場では「新NISA(少額投資非課税制度)に伴う円売り・ドル買いが観測されている模様」との指摘もあるなか、一時156.18円まで上げ幅を拡大している。

 ユーロ円はしっかり。17時時点では169.75円と15時時点(169.31円)と比べて44銭程度のユーロ高水準だった。欧州序盤に入っても円が全面安の展開を続け、ユーロ円は169.86円、ポンド円は199.53円、豪ドル円は104.00円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは小安い。17時時点では1.0871ドルと15時時点(1.0879ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。円絡みの取引が中心となったため動き自体は鈍いものの、米金利上昇に伴って1.0871ドルまで下押ししている。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:154.80円 - 156.18円
ユーロドル:1.0871ドル - 1.0886ドル
ユーロ円:168.41円 - 169.86円


(越後)
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