東京外国為替市場概況・15時 ドル円、弱含み

 7日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。15時時点では155.51円と12時時点(155.81円)と比べて30銭程度のドル安水準だった。今夜発表される米5月雇用統計を控えて動きづらい展開の中、新発10年物国債の利回りが0.99%付近まで上昇し、15時過ぎには155.33円までドル売り円買いが進んだ。

 ユーロドルはもみ合い。15時時点では1.0890ドルと12時時点(1.0897ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。米5月雇用統計を夜に控えて、複数の欧州中央銀行(ECB)高官の発言が予定されていることで、1.08ドル台後半の高値圏で動きづらい展開が続いた。
 なお、カザークス・ラトビア中銀総裁は「追加利下げは漸進的に行うべき。インフレとの闘いでまだ勝利は手にしていない」と述べた。

 ユーロ円は地合いが弱い。15時時点では169.35円と12時時点(169.78円)と比べて43銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落に連れて、15時過ぎに169.15円まで下落幅を広げた。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.33円 - 155.94円
ユーロドル:1.0887ドル - 1.0898ドル
ユーロ円:169.15円 - 169.83円

(山下)
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