東京外国為替市場概況・8時 ユーロドル、弱含み

 10日の東京外国為替市場でユーロドルは弱含み。8時時点では1.0777ドルとニューヨーク市場の終値(1.0801ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ安水準だった。欧州連合(EU)議会選挙では中道政党が多数派を維持する見通しだが、フランスでは極右政党「国民連合」が大きな支持を得た。このことを受けフランスではマクロン仏大統領が下院解散総選挙を発表するなど欧州の政治的混迷がユーロドルの上値を抑え5月10日以来となる1.0765ドルまで弱含んだ。

 ドル円は底堅い。8時時点では156.90円とニューヨーク市場の終値(156.75円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。早朝の流動性の悪い中で方向感なく振幅。先週の雇用統計後のドル買い地合いが続いていることや、対ユーロでのドル買いが支えになり底堅さを維持している。

 ユーロ円は上値が重い。8時時点では169.10円とニューヨーク市場の終値(169.33円)と比べて23銭程度のユーロ安水準だった。早朝にはユーロドルの動きに連れて上値が重く168.74円まで下押したが、ドル円も買い支えられていることで169円台を回復している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.52円 - 157.00円
ユーロドル:1.0765ドル - 1.0809ドル
ユーロ円:168.74円 - 169.35円


(松井)
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