欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、急落

 12日の欧州外国為替市場でドル円は急落。22時時点では156.16円と20時時点(157.32円)と比べて1円16銭程度のドル安水準だった。5月米消費者物価指数(CPI)がコア指数ともに市場予想を下回る結果だったことで米長期金利の急低下とともに売りが活発化。一時156.01円まで売り込まれた。

 ユーロドルは急伸。22時時点では1.0826ドルと20時時点(1.0759ドル)と比べて0.0067ドル程度のユーロ高水準だった。低調な米CPIを受けてドルが急落すると、一時1.0830ドルまで買い上げられた。また、ポンドドルは1.2858ドル、豪ドル米ドルは0.6691米ドルまで上値を伸ばしている。

 ユーロ円は上値が重い。22時時点では169.06円と20時時点(169.26円)と比べて20銭程度のユーロ安水準だった。ドル円とユーロドルの値動きを同時に受けながらも次第に売りが優勢となり169円を割り込んだ。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:156.01円 - 157.37円
ユーロドル:1.0735ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:168.66円 - 169.40円

(越後)
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