東京外国為替市場概況・12時 ドル円、しっかり

 13日の東京外国為替市場でドル円はしっかりした値動き。12時時点では156.99円とニューヨーク市場の終値(156.72円)と比べて27銭程度のドル高水準だった。仲値後の下押しも156.70円付近までに留め、全般ドルが底堅く推移する流れに沿って上値を試した。12時過ぎには、昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の高値を157.05円まで更新した。

 豪ドル/ドルは上値が重かった。発表された5月豪雇用統計は、大きく伸びた正規雇用者数を背景に新規雇用者数が3.97万人増と前回や予想を上回った。結果を受けて豪ドル買いで反応するも、対ドルでは0.6667ドルを頭に失速。豪金利の伸び悩みを眺めながら、0.6647ドルまで下押しした。

 ユーロドルはもみ合い。12時時点では1.0808ドルとニューヨーク市場の終値(1.0809ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。動意は薄かったものの、豪ドル/ドルの下押しにつれて1.0804ドルまでじり安となった。

 ユーロ円は底堅い。12時時点では169.68円とニューヨーク市場の終値(169.41円)と比べて27銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの動きが鈍るなか、上値を伸ばしたドル円の影響を受けて169.74円まで上げ幅を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.59円 - 157.05円
ユーロドル:1.0804ドル - 1.0816ドル
ユーロ円:169.30円 - 169.74円


(小針)
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