今日の株式見通し-軟調か 米金利低下を受けてもダウ平均は下落
東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックが上昇した。ダウ平均は65ドル安の38647ドルで取引を終えた。5月生産者物価指数(PPI)が市場予想を下回り、10年債利回りが4.2%台まで低下。エヌビディアが3%超上昇するなどグロース株を中心に買いが入った。一方、個別にセールスフォースやアマゾンが弱く、ダウ平均は終盤に値を戻したものの軟調に推移した。ドル円は足元157円00銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて140円安の38580円、ドル建てが85円安の38635円で取引を終えた。
米金利が低下してS&P500とナスダックが最高値を更新した一方、ダウ平均が下落するというのは前日と同じ構図。きのう13日の日経平均は、高く始まったものの失速して下落で終えた。CME225先物は安寄りを示唆しており、ダウ平均の下げに対するネガティブな影響が強めに出てくることになるだろう。
本日は日銀の金融政策が発表される。前場はこれを前に動きづらく、後場の振れ幅が大きくなると思われる。事前報道からは国債の買い入れ減額が決定されるとみられており、これに対する織り込みは進んではいる。国債買い入れ減額は円安にブレーキをかける施策でもある。ただ、米PPIを確認して米長期金利が大きく低下(円高・ドル安要因)したにもかかわらず、足元のドル円がそれほど円高には振れていないのは気になる動き。最近は引け後の植田総裁会見を受けて為替が大きく動くことも多い。日銀結果を確認しても総裁会見を見極めるまでは腰の入った買いは入りづらく、前後場通して弱い動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは38200円-38800円。
米金利が低下してS&P500とナスダックが最高値を更新した一方、ダウ平均が下落するというのは前日と同じ構図。きのう13日の日経平均は、高く始まったものの失速して下落で終えた。CME225先物は安寄りを示唆しており、ダウ平均の下げに対するネガティブな影響が強めに出てくることになるだろう。
本日は日銀の金融政策が発表される。前場はこれを前に動きづらく、後場の振れ幅が大きくなると思われる。事前報道からは国債の買い入れ減額が決定されるとみられており、これに対する織り込みは進んではいる。国債買い入れ減額は円安にブレーキをかける施策でもある。ただ、米PPIを確認して米長期金利が大きく低下(円高・ドル安要因)したにもかかわらず、足元のドル円がそれほど円高には振れていないのは気になる動き。最近は引け後の植田総裁会見を受けて為替が大きく動くことも多い。日銀結果を確認しても総裁会見を見極めるまでは腰の入った買いは入りづらく、前後場通して弱い動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは38200円-38800円。