ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では158.72円と22時時点(158.54円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇を受けて円売り・ドル買いが優勢になると、23時過ぎに一時158.75円と4月29日以来の高値を付けた。欧米株価の上昇を背景にリスク・オンの円売りも出た。

 ユーロドルはもみ合い。24時時点では1.0722ドルと22時時点(1.0718ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円の上昇につれた買いが入った半面、米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると相場はもみ合いとなった。6月ユーロ圏消費者信頼感速報値が▲14.0と予想の▲13.6を若干下回ったことも相場の重し。

 ユーロ円はしっかり。24時時点では170.18円と22時時点(169.93円)と比べて25銭程度のユーロ高水準。欧米株高を背景に投資家のリスク志向が改善すると円売り・ユーロ買いが優勢となった。23時30分過ぎに一時170.32円と6日以来の高値を付けた。
 ユーロ円以外のクロス円も上昇が目立った。豪ドル円は一時105.91円と2007年11月以来の高値を付けたほか、NZドル円は97.31円と07年7月以来の高値を更新した。また、カナダドル円は115.97円と4月29日以来の高値、メキシコペソ円は8.64円と7日以来の高値を付けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.92円 - 158.75円
ユーロドル:1.0713ドル - 1.0749ドル
ユーロ円:169.63円 - 170.32円

(中村)
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