東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、売り戻し強まる

 21日午後の東京外国為替市場でユーロ円は売り戻しが強まった。17時時点では169.50円と15時時点(170.36円)と比べて86銭程度のユーロ安水準だった。15時過ぎにつけた170.45円を上値に伸び悩んでいたところに、弱い6月仏製造業/サービス部門PMI速報値を受けて170円を割り込んだ。その後に発表された同月独製造業PMI速報値が43.4と前回からの改善予想を裏切ると、ユーロ売り円買いが一気に進んだ。一時169.33円まで下値を広げている。
 他、ポンド円が201.48円を頭に売り優勢となり、ユーロ円の下げにつれて一時200.53円まで下落した。

 ユーロドルは弱含み。17時時点では1.0676ドルと15時時点(1.0718ドル)と比べて0.0042ドル程度のユーロ安水準だった。強い英小売売上高でも上値が重かったポンドドルに歩調を合わせ、1.0721ドルを頭にじり安で推移。総じて弱い6月仏PMIの発表後に1.07ドル割れ、さえない同月独製造業PMIを嫌気して1.0671ドルまで下げ足を速めた。
 なお、ポンドドルは1.2637ドルまで下げ幅を広げている。

 ドル円は伸び悩み。17時時点では158.76円と15時時点(158.95円)と比べて19銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが4.22%台まで低下幅を広げると158円後半で上値を切り下げた。その後は軟調なユーロ円に引きずられ、158.67円まで日通し安値を更新している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:158.67円 - 159.13円
ユーロドル:1.0671ドル - 1.0721ドル
ユーロ円:169.33円 - 170.45円


(小針)
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