東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、一進一退

 17日午後の東京外国為替市場でユーロ円は一進一退。17時時点では168.58円と15時時点(168.45円)と比べて13銭程度のユーロ高水準だった。15時頃から全般円買い圧力が強まると、一気に167.96円までユーロ安円高が進行した。大台割れで下落は一服し、その後は下値を切り上げる展開に。週明けは買い戻し先行の欧州株を眺めながら、一時168.71円まで持ち直した。もっとも東京朝につけた本日高値168.74円には届かず、その後は168.40円割れまで下押す場面もあった。

 ドル円は下値が堅い。17時時点では157.55円と15時時点(157.45円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。クロス円の円高推移に追随し、15時過ぎには157.16円まで日通し安値を更新した。その後もクロス円の持ち直しに歩調を合わせ、157.50円台まで切り返した。
 植田日銀総裁の発言「円安や輸入物価の動向には注視必要」が伝わったものの、反応は限られた。

 ユーロドルはもみ合い。17時時点では1.0700ドルと15時時点(1.0699ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。15時過ぎには1.0686ドルまで下落するも、売り一巡後は1.07ドル台を回復するなど強い方向感はでなかった。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.16円 - 157.66円
ユーロドル:1.0686ドル - 1.0709ドル
ユーロ円:167.96円 - 168.74円


(小針)
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