東京外国為替市場概況・8時 ドル円、底堅い

 24日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。8時時点では159.71円とニューヨーク市場の終値(159.80円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。早朝に21日高値に並ぶ159.84円をつけた後は、流動性の薄いなか159.63円まで下押しした。もっとも先週からの地合いの強さは意識されたままであり、一巡後は159.70円台まで持ち直した。神田財務官の発言「為替、過度な変動あれば適切に行動」「米為替報告書の影響、断言して言うが全くない」が伝わったものの、相場の反応は限られた。
 この後8時50分には日銀金融政策決定会合における主な意見(6月13-14日分)が公表される。

 ユーロ円は下値限定。8時時点では170.79円とニューヨーク市場の終値(170.77円)と比べて2銭程度のユーロ高水準だった。21日につけた4月29日以来の高値170.91円の手前でやや伸び悩むも、下値は170.60円台で限られた。なお、先週末21日のCME日経平均先物は大証終値比125円安の38475円で引けている。
 ほか、ポンド円が早朝に202.10円まで買われ、年初来高値を更新した。

 ユーロドルは8時時点では1.0693ドルとニューヨーク市場の終値(1.0693ドル)とほぼ同水準だった。1.0690ドル付近で方向感を探る展開が続いている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:159.63円 - 159.84円
ユーロドル:1.0684ドル - 1.0693ドル
ユーロ円:170.68円 - 170.89円


(小針)
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