今日の株式見通し=堅調か 米国では半導体株が強くS&P500とナスダックが上昇

 東京市場は堅調か。米国株はまちまち。ダウ平均が下落し、S&P500とナスダックが上昇した。ダウ平均は299ドル安の39112ドルで取引を終えた。前日大きく下げたエヌビディアが6%超上昇し、半導体株に買いが入った。一方、ボーイングやナイキなどの下落がダウ平均を押し下げた。ドル円は足元159円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて140円高の39290円、ドル建てが190円高の39340円で取引を終えた。

 きのうの日本株は幅広い銘柄が買われる中で半導体株が軒並み安となった。きょうはエヌビディアの急伸やナスダックの上昇を受けて、半導体株に買いが入ると見込まれる。グロース優位になるだろうが、直近ではバリュー株や主力大型株に強い動きが見られたことから、半導体株以外を強く売り込む流れにはならないとみる。日経平均は今週に入って月曜火曜と強い動きを見せ、きのうは39000円を大きく上回った。S&P500とナスダックが上昇したという好材料の方に強く反応し、売りが手控えられることで上がりやすく下がりづらい地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは39000円-39550円。
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